デイサービスとは、自宅に籠りがちな利用者の孤独感を解消させたり、身体機能の維持を目的としています。食事や入浴の他にレクリエーションも大きなウエイトを占めており、ほとんど動かさなくなった体を積極的に動かす事で、運動不足やストレス解消、そして一緒に活動する利用者との仲が深まる事が期待されています。毎日のようにレクリエーションの内容を考えるのは大変ではないかと考えられていますが、実はそれほど複雑なものを準備する必要はありません。例えば団扇を使って風船を回していく風船渡しや、テーブルの上の風船を団扇で扇いで落とすと勝ちになる風船サッカーゲームは、風船と団扇のみで行えますが意外と白熱して盛り上がると言われています。また定番となっているのがじゃんけん体操で、職員の支持に従って手足をグーチョキパーの形に変えていくものです。手と足は違う形に、右手と左手も違う形にと変化させていく事で体だけでは無く、脳も自然と鍛えられます。
折り紙や塗り絵、工作なども立派なレクリエーションの1つです。手先を動かす事は脳を活性化させるために必要で、実はゲームなどはあまり好きではないといった利用者からは人気があります。レクリエーションの大変な所は企画を考える事もですが、利用者が全員気に入って参加してくれる訳ではないという事です。自分は参加したくないと頑なに拒否する利用者を強制的に参加させるのも良くありません。ゆっくり会話をする、散歩に連れ出すだけでも本来の目的は果たせているのです。
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